
- 通常の健康診断は保険が利きませんので全額自己負担となります。
しかし、建設国保に加入していれば、年度内(4月1日~翌年3月31日)1回に限り、無料で健康診断が受けられます。無料の健康診断は加入者のためになるだけでなく、病気を予防、早期発見し、独自で運営している私たちの国保財政を安定したものにするのにも役立っています。積極的に受診してください。 - 利用方法は、日曜日と平日で異なります。

健診内容 | 39歳以下 | 40歳~74歳 | |
1 | 身長・体重・肥満度・視力検査・腹囲 | 全員 |
全員 |
2 | 問診(自覚症状) | ||
3 | 医師の診察 | ||
4 | 血圧検査 | ||
5 | 尿検査(蛋白・糖・潜血) | ||
6 | 胸部X線検査 | ||
7 | 血液一般(赤血球・白血球・ヘモグロビン・ヘマトクリット) | ||
8 | 血液生化学検査 | ||
9 | 心電図検査 | 選択 ○ | 選択 ○ |
10 | 聴力検査 | 選択 ○ | 選択 ○ |
11 | 乳ガン検診(触診・マンモグラフィー) ※平成27年4月~20才以上に拡大 |
○(女性のみ) ※20才以上 |
○(女性のみ) |
12 | 子宮ガン検診(細胞診頸部) | ○ (女性のみ、家族は20歳以上) |
○(女性のみ) |
13 | 胃ガン検診(胃部X線・胃カメラ(10,800円まで補助) | 有料 | ○ |
14 | 大腸ガン検診(便潜血検査) | 有料 | ○ |
医師の指示があった場合は眼底検査も行います(40歳以上)。
※20才以上・40歳以上の基準は、4月1日~3月31日に誕生日を迎える方
40歳以上の方で、健診の結果から特定保健指導対象者となった場合には、無料で特定保健指導を受けることができます。特定保健指導とは保健師や管理栄養士などの専門スタッフから生活習慣改善のアドバイスを受け、6カ月後に確認を行うものです。

■日曜日に受けたい方
日曜健診は年に数回募集用紙を各支部でお配りいたします。用紙の注意事項に従って記入し、支部へ申し込んでください。
■平日に受けたい方
平日の健診は年間通して行っています。お近くの契約医療機関(97ヵ所)を支部へお問い合わせのうえ、お申し込み下さい。
家族も含めた建設国保加入者が年に1回無料で健康診断が受けられることに加え、健康診断で撮影された胸部レントゲン写真を組合が医療機関から借り受けて、専門医がもう一度見直す作業(再読影)を行っています。
その取組の成果もあり、アスベスト疾患による労災認定の状 況は、昨年度、肺がんが5人、悪性中皮腫2人・じん肺1人の認定を勝ちとり、1989年に悪性中皮腫で横須賀三浦支部の仲間が認定されてから、現在までに177件の労災認定を勝ち取っています。

平成26年度労災認定者数
業種別比率
日本に輸入されたアスベスト(石綿)は1,000万㌧を超え、その約9割が建設 資材として加工され様々な建設現場で使用されてきました。
建設業に従事してきた労働者は危険性・有害性を知らされず、直接又は間接的に長期間に渡り石綿に曝露し、20年〜40年の潜伏期間を経てアスベスト関連疾患に罹患します。現在も被害が広がっており、これからピークを迎えます。
石綿関連疾患による労災認定者数では建設業が54.4%(平成26年度)を占めています。
全産業に占める建設業の就労人数の割合は約7%、その業種が労災認定者数で過半数を超えている実態は、いかに被害が建設業に集中しているかを示しています。
病気の早期発見・早期治療と生活習慣病の予防のために、一人ひとりが、自分の身体がどのようになっているかを知り、そのことに関心をもち、生活の見直しができる力をつくっていけることを目的として、2006年7月から、健康づくり事業に積極的に取り組んでいます。