けんせつ神奈川663号・2025年6月5日

神奈川土建一般労働組合第54回定期大会

要求実現が第一の運動方針

 神奈川土建は5月11日から12日、熱海後楽園ホテルで第54回定期大会を開催しました。参加者数は代議員271人、特別代議員53人で、分散会および分科会、本会議における討論を通じて新年度運動方針を採択しました。

益田中央執行委員長が組織拡大運動のまとめ

 第53期に取り組まれた組織拡大運動について、幅広く大会参加者と意思統一するため中央執行委員会での議論のまとめを益田中央執行委員長が行いました。


 定期大会を迎えるにあたり「建設産業の就業人口減少を踏まえた組織拡大の展望」について、「要求実現が第一の運動方針」と困難を打開する道を示しました。バブル崩壊以降、30年にわたって経済が停滞している現状を振り返り、「私たちが取り組んできた国への予算要求運動が建設国保を守ってきたことに確信を持とう」と呼びかけました。


 また、建設アスベスト訴訟の闘いを通じて、給付金法を全会一致で成立し、一人親方などを労働安全衛生法上の保護対象とする法改正を勝ちとりました。これら要求運動の到達が組合への信頼を深め、組織拡大への展望が開けるとしました。

大会議案を提案する執行部と議論を深める代議員

髙橋豊さん黄綬褒章の栄誉

永く型枠大工として職務に尽力

  2023年度に卓越した技能者(現代の名工)を受賞した横浜戸塚支部所属の髙橋豊さんが、最高峰の栄誉である春の褒章「黄綬褒章」(オウジュホウショウ)を手にしました。職長会会長、統括職長として安全衛生を第一にしつつ、集団作業で品質の良い構造物を造ることを常に考えながら従事者を指揮、指導していることが評価されました。


 髙橋さんは、1981年5月から型枠大工工事業に従事し、多人数が従事する建設現場で型枠工事の作業とともに設計、生産管理、統括管理、安全衛生管理に携わり、多くの公共、民間建築という社会基盤の発展に貢献し、国土交通大臣賞、横浜マイスター、厚生労働賞「現代の名工」の受賞に次ぎ、社会や公共の福祉などに貢献した人に国から与えられる褒章の受章となりました。2014年の大沢尚さん(木工塗装工・横浜中央支部)以来の快挙となります。


 髙橋さんは、2018年4月から神奈川土建技術研修センター講師となり、技能検定予備講座では現場で培われた技術を組合員へ伝え一級型枠施工技能士として後進者を送り出しています。

拝謁式に参加した髙橋さん

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