けんせつ神奈川659号・2025年2月5日

2025年旗開き

選挙の年!要求実現のチャンス
数こそ力 強く大きな組合づくり

 神奈川土建は1月8日、横浜市内で旗びらきを開催し、組合員と来賓あわせて300人が集いました。年頭のあいさつに登壇した益田中央執行委員長は、建築資材や生活物価の高騰で仲間の仕事や暮らしが窮地に追い込まれる中、中小企業における賃上げと国の支援制度の創設が急務と訴えました。また、「選挙イヤー」となる今年を要求実現の好機として活かそうと呼びかけました。

 全建総連を代表してあいさつに立った松尾書記次長は、能登半島地震に被災した仲間に対する支援募金と応急木造仮設住宅建設への協力にお礼を述べました。また、昨年12月に中野洋昌国交大臣へ要請を行い、「適正な標準労務費を確保して現場に行き渡らせたい」と回答を得たことが報告されました。


 政党からは、日本共産党の小池晃参議院が登壇。「改正担い手3法に実効性を持たせ、具体的な賃金・単価の引き上げにつなげるのは政治の責任」と仲間に約束しました。立憲民主党の牧山弘恵参議院は、「物価高など生活難が続いている中、生活を守るのが政治の役割」と緊急経済対策の取り組みを訴えました。公明党からは、行田朝仁・横浜市議があいさつ。「国土交通大臣を輩出している党の責任として、現場で働く皆さんの処遇改善に全力を尽くす」としました。

新たな躍進を祈念して鏡開き

最高裁 被告企業の上告棄却

神奈川1陣の高裁勝利判決が確定

 神奈川1陣訴訟は、2021年5月、最高裁から東京高裁に差戻され、2023年5月に東京高裁で勝利判決を勝ち取りましたが、最高裁に再上告されていました。1月16日、最高裁は上告を棄却し、勝利判決が確定しました。16年半にわたった訴訟は、この決定で1陣原告全員の訴訟が終結しました。

16年半にわたった闘い 被告の賠償責任が確定

 2023年5月31日の東京高裁差戻審の判決は、原告18人のうち13人が被告建材メーカー4社(ニチアス、A&Aマテリアル、MMK、太平洋セメント)に勝利。約1億367万円の賠償命令を下しましたが、被告メーカーは判決を不服として再上告していました。しかし、最高裁の上告棄却決定により、東京高裁差戻審の判決が確定しました。

全面解決へ決意を新たに 神奈川原告団が総会開催

 神奈川原告団は1月17日、第21回総会を横浜市内で開催。原告24人、弁護団、組合、支援する会あわせて全体51人が参加しました。西村弁護団長から前日に確定した1陣勝利を確信に東京1陣の和解に向けた展望が報告されました。原告一同は、建設アスベスト被害の全面解決に向けて、最後まで闘い抜くことを確認しました。

決意新たな原告団

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